調理

切らした調味料を買いに近所のストアまで。

大型ストアの簡易店舗といったそこでも、一つの調味料に、三つくらいのブランドのそれが揃っていて、一番安く、かつ、簡易装のものを選びました。

「たしか、IKEAで買った、ソルト・ペッパホルダがあったはず」

とのそれを思い出したからです。

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(画像は、鎌倉に住んでいた頃、贔屓にしていた、焼き菓子店の紅茶<アールグレイダージリン>の空缶を代用)

といって、私は、IKEAの良い客ではありません。

たまたま目にした「ソルト・ペッパフォルダ」の佇まいが気にいって、買ったまでのことです。

そうした観点で、調味料をいれる器を見ていったとき、それの最高峰にあるのが、MUJIの醤油差しであり、このデザインありきの、使い勝手の悪い器を、20年近くも持ち続けているのは、やはり、食卓に置いたときの「佇まい」が、美しいからなのです。f:id:sumiretaro:20240331095253j:image

瓦斯・電気レンジがない我が家。

長らくの自炊生活も、都心に移り住んだことで、外食生活へと、その環境もかわり、そうした、丁寧な暮らしからも遠退きました。

自分でいうのも何ですが、私は、丁寧であり、そういうひとの暮らしを、「丁寧な暮らし」というのなら、ことさら、そのことを揶揄したりは、出来ないでしょう。

といって、「丁寧な暮らし」と、なかば、嘲笑的につかうことは、ままあるのですが。笑

それはともかく、「調理」です。

年の始めに、再稼働させた、調理機器を使い、雑煮をつくったことが、「調理」復活の事始め。

以後、カセット式コンロで、さまざまな鍋をつくり、いまは、オーブントースタで、つくるホイル焼きに、ハマっています。f:id:sumiretaro:20240331094907j:image

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そんなさなか、店舗に調理機器を見に行きました。

卓上で使えるホットプレートやクッキングプレートなどが、目に止まり、

「料理の幅も、さぞ、広がるだろう」

と思ったものの、我が家には、換気扇がありません。

昨年夏、箱型のそれが、突然、落ち、その通風口は、私のなんちゃってDIYにより、塞がれているのです。

とはいえ、「料理の幅」は、煮炊きから焼き物へ。

季節が変われば、熱を使わずに出来る「調理」も、その幅を広げることでしょう。

インスタグラムの「丁寧な暮らし」界隈から、一転、全自動による調理機器に囲まれた暮らしもあって、度肝を抜かれましたが、私には、前者の暮らし向きが心地良い。

だって、制限のなかで、暮らすことは、いかに、脳みそw を使うかにかかっていて、そのことが、楽しくないことは、まず、ないからです。

おしまい。