切らした調味料を買いに近所のストアまで。
大型ストアの簡易店舗といったそこでも、一つの調味料に、三つくらいのブランドのそれが揃っていて、一番安く、かつ、簡易装のものを選びました。
「たしか、IKEAで買った、ソルト・ペッパホルダがあったはず」
とのそれを思い出したからです。
(画像は、鎌倉に住んでいた頃、贔屓にしていた、焼き菓子店の紅茶<アールグレイ・ダージリン>の空缶を代用)
といって、私は、IKEAの良い客ではありません。
たまたま目にした「ソルト・ペッパフォルダ」の佇まいが気にいって、買ったまでのことです。
そうした観点で、調味料をいれる器を見ていったとき、それの最高峰にあるのが、MUJIの醤油差しであり、このデザインありきの、使い勝手の悪い器を、20年近くも持ち続けているのは、やはり、食卓に置いたときの「佇まい」が、美しいからなのです。
瓦斯・電気レンジがない我が家。
長らくの自炊生活も、都心に移り住んだことで、外食生活へと、その環境もかわり、そうした、丁寧な暮らしからも遠退きました。
自分でいうのも何ですが、私は、丁寧であり、そういうひとの暮らしを、「丁寧な暮らし」というのなら、ことさら、そのことを揶揄したりは、出来ないでしょう。
といって、「丁寧な暮らし」と、なかば、嘲笑的につかうことは、ままあるのですが。笑
それはともかく、「調理」です。
年の始めに、再稼働させた、調理機器を使い、雑煮をつくったことが、「調理」復活の事始め。
以後、カセット式コンロで、さまざまな鍋をつくり、いまは、オーブントースタで、つくるホイル焼きに、ハマっています。
そんなさなか、店舗に調理機器を見に行きました。
卓上で使えるホットプレートやクッキングプレートなどが、目に止まり、
「料理の幅も、さぞ、広がるだろう」
と思ったものの、我が家には、換気扇がありません。
昨年夏、箱型のそれが、突然、落ち、その通風口は、私のなんちゃってDIYにより、塞がれているのです。
とはいえ、「料理の幅」は、煮炊きから焼き物へ。
季節が変われば、熱を使わずに出来る「調理」も、その幅を広げることでしょう。
インスタグラムの「丁寧な暮らし」界隈から、一転、全自動による調理機器に囲まれた暮らしもあって、度肝を抜かれましたが、私には、前者の暮らし向きが心地良い。
だって、制限のなかで、暮らすことは、いかに、脳みそw を使うかにかかっていて、そのことが、楽しくないことは、まず、ないからです。
おしまい。