2023-01-01から1年間の記事一覧
ものにはタイミングというものがあります。 例年、仕事を収めたあとでいう、 「良いお年をお迎えください」 という定型文言も、ことしは、各先方とのタイミングを逸したものの、仕事を収めて三日も経てば、そうした形式的なことが、自らに課せたルールでしか…
先週金曜日のアフターに予定していた、ことしお世話になったひととの忘年会、第一弾は、そのひとの体調不良により延期になり、席予約をいれていた酒舗には、窮余の一策を講じる隙(ひま)もないくらいな、平身低頭。(電話口ながら;) 折りあるごとにうかがい、…
先の記事のタイトルを、「起筆」としたからには、「擱筆」とタイトルした記事も書かねばなりません。 当然、「起筆」から「擱筆」にいたる期間(10/9~12/2)もありますから、その詳細を記せば、 『とりふね』 新版 倭をぐな 第一部 『倭をぐな』 新版 倭をぐな…
渋谷や原宿の喧騒を逃れて、青山や麻布、はたまた、代官山辺りで遊んでいた、青壮年時代。 いわゆる、高級な街で遊ぶ感覚は、そうした、スノッブを気取る若者にありがちな、虚栄心を満たすものでしたが、いま、そうした「街」を、所用や付合で訪れてみると、…
「近代文学」の小説、なかんずく、文豪が書いたそれを読み始めたのは、国語の教科書に載っていたということもありますが、中学生のときに参加した、読書クラブでの経験によるところが大きいです。 鴎外、漱石、芥川、と読んできて、谷崎、三島と、舵を取り始…
「必ず、一つ、忘れ物するんだよね」 と、お手伝いにはいっていただいたKくんに、「文フリジンクス」ともいうべく、私のそれを、縷々、語りつつ、 「ちょっと、キップ買ってくるね」 と、「文学フリマ東京」の会場となった、東京流通センターからの帰途、都…
「神田古本まつり」、通称、「青展」最終日の夕刻。 同僚と待ち合わせた駅へと向かう道すがら、露店に灯るランタンの情緒を楽しみました。 初日から三日以後は、18時で店じまいと聞き、そうした「情緒」も含めて、このたびの「青展」最終日を見送りたかった…
「青空掘り出し市」とのそれが言い得て妙な、連日の晴天続き。 「神田古本まつり」の主眼? である、「掘り出し市」は、「東京名物」でもあるらしく、そうした、イベントの定冠詞となっています。 「東京名物 神田古本まつり 青空掘り出し市」、というのが、…
谷村新司の訃報を知り、まず、氏について思い出したのは、「ビニ本」コレクターであったということと、その好色そうな顔つきとでした。 いわゆる、「艶本」のお得意に、総理や宮様がいる、という話は、「有光書房」の出版人たる、坂本篤について書かれた本で…
こんどの「作品集成 II」の入稿を終えて、早三週目。とはいえ、三日前まで、データのやり取りをしていたこともあり、実質、この週末から、つぎの「作品集成 III」に向けた準備を進めているわけですが、さらに、別の要請もあって、同じ主題ながら、それらを同…